鹿島槍ヶ岳東尾根

Category : アルパインクライミング
【日程】5/4-6
【場所】鹿島槍ヶ岳東尾根
【メンバー】3人
【形態】アルパインクライミング






【5/4】雨のち雪のち晴れ

05:30 大谷原

大谷原の駐車場を出発。雨が降っているが、天候は回復する予報なので出発する。

05:50 鹿島槍ヶ岳東尾根取り付き

赤岩尾根方面の林道を進み、最初のS字カーブを過ぎた箇所から鹿島槍ヶ岳東尾根へ上がる赤テープとトレースがある。雨も降っており、雪が少なく軽い藪漕ぎとなったためウェアが濡れ、今後の行程が少し心配になる。

鹿島槍ヶ岳東尾根に乗り上げ、暫く進むと雨は雪に変わる。さらに進むと雪も出てきてヤブは弱くなり、濡れの心配は無くなってきた。

09:35 一ノ沢ノ頭
11:00 二ノ沢ノ頭
12:30 第一岩峰基部

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第一岩峰の手前で幕営。爺ヶ岳を眺める幕営地。




【5/5】雪のち晴れ

08:00 第一岩峰基部

第一岩峰へ向けて幕営地を出発。朝は吹雪いていたため、天候回復を待って8時発となった。

08:05-08:25 第一岩峰登攀開始

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第一岩峰の出だしの凹角。凹角の後はルンゼ状となる。

2P目はロープをしまえる場所まで少し登るだけであったため、1P目のフォロー2人がつるべ式で2P目を同時にリード。

09:40 第一岩峰登攀終了

第二岩峰へ向けて急な雪面を登っていく。その後は第二岩峰直前に小岩峰のような露岩があったためトラバースして通過。

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第二岩峰手前の小岩峰を振り返ると、綺麗なナイフリッジとなっており、トラバースする必要は無かったことが分かった。

10:50-11:00 第二岩峰登攀開始

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第二岩峰1P目は岩稜を進む。

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第二岩峰2P目はチムニーを登る。残置のスリングがぶら下がっている。

12:05-12:20 第二岩峰登攀終了

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鹿島槍ヶ岳北峰へ。

13:20 鹿島槍ヶ岳北峰

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鹿島槍ヶ岳北峰。

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鹿島槍ヶ岳南峰へ。稜線は西風が風速25m程あり、雪煙が舞う。強風のため進むのに時間がかかった。

14:40 鹿島槍ヶ岳
15:15 布引山
15:55 冷池山荘

予定ではこの日に下山して翌日に白馬岳主稜の予定だったが、冷池山荘にテン場と夕食があるとのことなので、冷池山荘幕営に変更。




【5/6】晴れ

06:30 冷池山荘
06:45 冷乗越

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冷乗越で剱岳とはお別れ。

雪の状態が安定してきており、西沢が下山しやすそうであったため、赤岩尾根から西沢へ。西沢は西俣出合まで雪渓が繋がっておりサクサクと下山することができた。西俣出合を砂防ダムの上を渡渉して大谷原への林道を進む。

09:20 大谷原

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下山後は大町温泉で温泉に入り、大町のカイザーで鹿カツ定食を頂いて帰京した。

中山尾根・石尊稜

Category : アルパインクライミング
【日程】2/17-18
【場所】八ヶ岳 中山尾根・石尊稜
【メンバー】2人
【形態】アルパインクライミング






【2/17】雪

06:10 赤岳山荘
06:15 美濃戸山荘
06:50 堰堤広場
07:35-08:35 赤岳鉱泉

テント設営して中山尾根へ出発。まだこの時間はテントは少なく、山荘裏によく整地された場所があったのでそこを利用。

09:30-11:15 中山尾根下部岩壁

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中山尾根下部岩壁に到着。

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下部岩壁基部をトラバースしてから凹角へ。直上するルートもあるらしい。

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先行パーティ。手がかりの感覚が信頼できない感じで、このピッチが今回の山行の中で一番怖かった。

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1P目フォロー。

下部岩壁1P目終了点はフィックスされていたロープとバイルで支点を構築した。
2P目は谷状の地形を稜上まで上がる。

12:10-13:50 中山尾根上部岩壁

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稜上はタイトロープで上部岩壁まで。

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上部岩壁2P目。被り気味の凹角。

15:10-15:40 日ノ岳
15:50 地蔵の頭
16:00 行者小屋

地蔵尾根で降り、行者小屋に到着。

16:20 赤岳鉱泉

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赤岳鉱泉に戻り、小屋でぬくぬくビール。




【2/18】晴れ

07:40 赤岳鉱泉

4:00起床のつもりだったが、寝坊して6:30起床。石尊稜へ向けて赤岳鉱泉出発。

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石尊稜末端と日ノ岳稜末端

09:00-09:45 石尊稜下部岩壁

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石尊稜下部岩壁1P目。

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石尊稜下部岩壁の1Pの後は雪稜をコンテで進む。

10:45-12:25 石尊稜上部岩壁

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上部岩壁1P目。

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上部岩壁3P目。石尊峰へ直上するルート。

12:25-12:55 石尊峰

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石尊峰。

13:05 横岳(三叉峰)
13:10 横岳(無名峰)
13:20 横岳(奥ノ院)
13:35 大同心
14:20 大同心沢(大同心ルンゼ)分岐

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大同心稜へ向けて所々クライムダウン。

14:25-15:30 赤岳鉱泉
16:00 堰堤広場
16:20 美濃戸山荘

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ちょっと贅沢して J&N でステーキプレート。美味かった。

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夕日

小同心クラック〜大同心南稜継続

Category : アルパインクライミング
【日程】1/8
【場所】八ヶ岳、小同心クラック〜大同心南稜
【メンバー】2人
【形態】積雪期バリ





【8日】曇のち雪

07:15 赤岳鉱泉

HKさんを先頭にしてしまい、ハイペースで登っていく。
大同心手前で先行パーティが見えてからさらにペースが上がる。
45分で大同心基部に着いてしまった。

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大同心

08:00 大同心基部

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大同心基部をトラバース

08:40-09:00 小同心クラック1P目

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通常の1P目を2Pに分けたので、1P目はクラックに入る手前で切った。

09:00-09:25 小同心クラック2P目

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小同心クラック2P目

09:25-09:45 小同心クラック3P目

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小同心クラック3P目

09:45-10:15 小同心クラック4P目

小同心の頭から横岳山頂直下まではコンテで進む。
横岳山頂直下の岩壁で少しだけロープを伸ばし、横岳山頂に到着。

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横岳山頂直下

10:45-11:05 横岳

大同心南稜取り付きに向けて、稜線と大同心のコルからルンゼを下り大同心南稜取付へ。

11:30-12:00 大同心南稜1P目

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大同心南稜1P目

12:00-12:30 大同心南稜2P目
13:00-14:20 雲稜ルート最終ピッチ

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大同心雲稜ルート最終ピッチを登るパーティ

元々このピッチは登るつもりではなく、アブミも持ってきていなかったが、
目の前にして「なんか、行けるんじゃない?」というノリで登ってみることに。

大同心の頭から懸垂でドーム基部に戻れるので、荷物は基部にデポ。
取り付いてみるとやはり難しい。スリングで A1 して、なんとか小同心の頭に抜けることができた。

15:30 赤岳鉱泉

赤岳鉱泉に戻ってからは夜遅くまで宴会。

稲子岳南壁

Category : アルパインクライミング
【日程】09/3-5
【場所】八ヶ岳、稲子岳南壁
【メンバー】2人
【形態】アルパインクライミング





【3日】晴れ時々曇(夜間に一時雨)
ミドリ池入口(06:35)─(07:55)しらびそ小屋(08:45)─(09:30)稲子岳南壁基部─(10:45)右ダイレクトルート(懸垂下降含む)(13:00)─(13:20)オーバーハングルート(懸垂下降含む)(14:30)─(14:50)左ダイレクトルート(18:30)─(19:45)しらびそ小屋

前夜24時に東京を出発し、稲子湯で車中泊。
起床して、6時半に駐車場を出発。

こまどり沢の水場で水を汲もうと思ったが、飲んでみると酸っぱくて不味い。
しらびそ小屋で水をもらうことにした。

しらびそ小屋で不要な荷物をデポし、稲子岳南壁へ向かう。
しらびそ小屋ではリスが餌付けされているのか、小屋の脇で餌を食べていた。

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登山道から稲子岳南壁へは、2,110m 地点の疎林となった箇所から登山道を外れて北北西へ進む。所々赤テープがある。
暫く進むと、ガレの押し出しのような場所が現れるので、これを登って行く。

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稲子岳南壁全体像。赤線は今回登ったライン。左から、左ダイレクトルート、オーバーハングルート、オーバーハングルート右の無名ルート、右ダイレクトルート、凹角ルート。ルート名が正しいかどうかは不明。

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右ルートだと思うが、ボルトは見当たらない。カムやハーケンも使用できなさそうであったため、このルートは取り付かなかった。

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右ダイレクトルート。ロープの流れを良くしようとした結果、左右のロープが離れ過ぎてしまい、フォローの際にロープが灌木に絡まってしまい苦労した。途中のトラバース箇所でピッチを切った方が良い。

右ダイレクトルート終了点では、リングボルトを打ちたし、懸垂支点を構築。

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オーバーハングルート。取り付きに新しいリングボルトが2つ打ってあった。恐らく、ソロの人が打ったものと考えられる。新しいリングボルトは左ダイレクトルートの基部にも2つ打ってあった。

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左ダイレクトルート1P目。凹角は上部で藪っぽくなるため、右のフェースを登る。

左ダイレクトルート2P目は上昇バンドを登る。特に難しい箇所は無いがロープの流れが悪くなってしまった。

左ダイレクトルート3P目は一旦少し戻ってから凹角を登って行く。これも特に難しい箇所は無い。

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左ダイレクトルート4P目。

南壁を抜けると電気柵があるが、電気柵沿いに西へ進んでいくと一部柵を外して通過できる箇所がある。そこからは踏み跡に沿って登山道へ向かう。



【4日】晴れ
しらびそ小屋(06:30)─(07:10)稲子岳南壁基部─(08:00)凹角ルート(懸垂下降含む)(10:30)─(10:50)無名ルート(懸垂下降含む)(13:00)─(13:30)稲子岳南壁基部─(14:00)しらびそ小屋(14:40)─(15:25)ミドリ池入口

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2日目。みどり池と稲子岳。

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凹角ルート。乗っこす箇所はハンドジャムが良く効く。

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凹角ルート終了点のピナクルにリングボルトを打ち、スリングをリングボルトに通して、スリングが外れないように懸垂支点を構築。

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オーバーハングルート右の無名ルート。取り付きはオーバーハングルートと同じ。途中から右の凹角へと向かうが草付きの箇所が多くて嫌らしい。上部はハンドサイズのクラックがあり、良く効く。

下山後は星空の湯りえっくす。登山者には似合わないリゾートホテルの綺麗な温泉で汗を流して帰京。

別山岩場右岩稜・剱岳チンネ左稜線

Category : アルパインクライミング
【日程】08/13-15
【場所】北アルプス、別山岩場右岩稜・剱岳チンネ左稜線
【メンバー】5人
【形態】アルパインクライミング





【13日】晴れ
みくりが池(08:20)─(08:50)雷鳥沢キャンプ場(09:15)新室堂乗越(09:30)─(10:15)剱御前小舎(10:25)─(10:35)剱沢キャンプ場(11:05)─(11:55)1P目開始─(12:10)1P目終了─(12:40)2P目終了─(13:10)3P目終了─(13:45)4P目終了─(14:30)剱沢キャンプ場(15:00)─(16:40)真砂沢ロッジ

前夜東京発。扇沢の市営無料流駐車場は午前3時前時点では満車となっていた。
山の日祝日で既に入山している人が多かったのかもしれない。扇沢で仮眠。

起床後にアルペンルートで室堂へ。
室堂からは新室堂乗越経由で剱沢に向かう。

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剱沢キャンプ場から剱岳。

剱沢に不要な荷物をデポし、別山岩場の取り付きへ向かう。
中央稜の取り付きから別山岩場を右へ回りこんで行き、ちょっとしたチムニーを登り別山岩場右岩稜取り付きへ。
ただ、日本登山体系によると「最初は右稜末端のコブのようなものを登る。」とあるので、本来の1P目を巻いてしまったらしい。

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右岩稜1P目。快適なスラブから始まり、小ハングを越えてからカンテ沿いを登る。

右岩稜2P目は簡単な岩稜。

右岩稜3P目は浅いクラックが何本もあるフェースから始まり、その後はナイフエッジとなる。

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右岩稜4P目。簡単な岩稜。

別山北尾根を下り、別山北尾根の肩から剱沢キャンプ場へ戻る。
剱沢キャンプ場からは真砂沢ロッジへ向かう。

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この年は雪渓が無くなるのが早く、剱沢は既に夏道と使う。



【14日】晴れ
真砂沢ロッジ(01:15)─(01:50)長次郎谷出合(02:00)─(04:30)池ノ谷乗越─(04:50)三ノ窓(05:15)─(05:45)チンネ左稜線取付(06:10)─(06:35)2P目開始─(07:05)3P目開始─(07:35)4P目開始─(07:55)5P目開始─(08:20)6P目開始─(08:35)7P目開始─(08:55)7P目終了(その後、休憩と順番待ち)─(09:30)8P目開始─(10:15)9P目開始─(10:40)10P目開始─(11:10)11P目開始─(11:30)11P目終了(その後、懸垂支点までの移動)─(11:40)チンネ頂上─(12:30)八ツ峰Ⅶ・Ⅷのコルからの懸垂終了(13:00)─(13:25)熊の岩─(15:20)真砂沢ロッジ

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長次郎谷を登るが、途中で雪渓が途切れるため、シュルンドの狭い箇所から右岸へ乗り移る。

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池ノ谷ガリーを下る。ガレガレで足を置くと周辺のガレが一斉に滑りだすことも。メンバーの間隔を開けて通過。

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三ノ窓で日の出。

三ノ窓からチンネ左稜線取り付きまで真っ直ぐにアプローチすると小さな雪渓を2回程トラバースすることになる。面倒臭がってアイゼンを履かなかったので、雪渓トラバースに緊張したり、雪渓を避けて上や下に回り込んだりで、結果的に時間がかかってしまった。

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チンネ左稜線1P目。凹角の登り。

チンネ左稜線2P目は快適なフェース。

3P目でバンドを行き過ぎてしまい、誤ったルンゼを登り、正規ルートから外れてしまった。このピッチで新版日本の岩場の4P目終了点近くまで一気に進む。

チンネ左稜線4P目は草付きリッジで面白くない。

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チンネ左稜線5P目。

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チンネ左稜線7P目。左にはクレオパトラニードル。正面にはチンネ上部がそびえ立つ。
次は核心ピッチとなるが、その前に休憩を取り、後続パーティに先を譲ったため順番待ち。

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チンネ左稜線8P目。核心の鼻。小ハングを左に乗り越える箇所が核心と言われているらしいが、ここは得に難しくなかった。それよりも、乗り越えた後がスタンスがツルツルしていて怖かった。

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高度感と開放感があり気持ちがいい。

チンネ左稜線11P目でチンネ頂上。11P目はロープを50m延ばしたが、懸垂支点まで10m程足りなかった。
チンネ頂上から1回懸垂下降し、北方稜線とクレオパトラニードルのコルを通過して八ツ峰Ⅶ・Ⅷのコルへ。
八ツ峰Ⅶ・Ⅷのコルからは長次郎谷へ懸垂下降。

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Ⅶ・Ⅷのコルの懸垂下降後に長次郎谷を下る。不安定で気を使う。



【15日】雨
真砂沢ロッジ(08:45)─(09:05)長次郎谷出合─(09:25)平蔵谷出合─(10:45)剱沢キャンプ場─(11:25)剱御前小舎(11:55)─(12:25)雷鳥沢キャンプ場(12:45)─(13:15)室堂

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室堂に向けて真砂沢ロッジを出発。